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アファン“心の森”プロジェクト 第1回レポート

第1回「アファン“心の森”プロジェクト」の招待状をC.W.ニコルさんから受け取ったのは、東京近郊の5つの養護施設に住む小学4,5年生19名。
雪深い森の中でいろんな遊びをしたこと、新しい友達と過した3日間は忘れられない思い出としてこども達の心に残ることでしょう。

アファンの森を思い出す

プログラム
黒姫山周辺の自然の中で、雪とおともだちになるプログラムです。 他の施設のお友達と仲良くなれるように、緊張をほぐしながら雪合戦やかまくらづくり、ソリあそびなどで交流を深めていきます。

レポート
スキーウェアに手袋、足にはスノーシューといういでたちで、めざすは童話の森。 ニコルさんと一緒に森の空気を胸いっぱいに吸い込んで、雪山に入ったこども達。 2チームに分かれて雪の搭を作って高さ比べをしたり、ウサギを追いかけて山に入ったりするうちに、すっかり雪とともだちになりました。 クライマックスは何と言ってもソリ遊び。 最初はこわごわ、そして次第に大胆に、猛スピードで雪の急斜面を滑り降りるこども達の歓声が、午後の黒姫の山々に響き渡りました。

お話の森

プログラム
映像や音など情報量の多い生活の中で、想像力が乏しくなっているこども達に、物語を聴くことにより、イメージを膨らませたり創造する力を養います。 「語り」や「読み聞かせ」のプロにより、物語の世界に導きます。

レポート
ホテルの一室に全員集合。 しんと静まった夜のしじまを破ったのは、怖いお話に震え上がったこども達の悲鳴でした。 いきなりネズミが飛び出したり、のっぺらぼうのお話を聞いたり、紙芝居を見たり。日本の民話に始まり、ドイツのお姫様やエジプトのミイラのお話まで聞いて、心は世界を駆け巡り、想像力を膨らませました。 長い一日も終わりに近づき、眠くなってきたので、お話会もお開きに。おしまいの挨拶は「さようなら~めん!」

雪のアファンの森を散策

プログラム
自然解説員がアファンの森の自然概要をわかりやすく説明します。 また、木の肌に触れて違いを感じたり、サウンドシェルターで森の音を聴くなど、五感を使って楽しめるように冬のアファンの森をご案内します。

レポート
「ウサギの糞み~つけた!」「カエデの種があったよ!」4グループに分かれてアファンの森を散策中のこども達は、リーダーの解説を聞きながら、たちまち森の知識を吸収していきました。 サウンドシェルターに入って森の音に聞き入るこども、笹舟を作って小川のせせらぎに流したこども、棒を拾ってフェンシングを始めるこども。 森の中には遊びの素材がいっぱい。森の生き物や生態系について学び、自然の大切さにも気づく貴重な経験を心に刻みました。

ツリークライミング

プログラム
木に登り、自然と一体となり、世界を違う視点から見るのは楽しいばかりでなく、精神的治療にも役立ちます。 目標を立てて自分の力で登っていく過程で勇気や自信がわき、枝に腰を下ろしたころには何ともいえない達成感に満たされます。
ツリークライミングを始めると自然に対する新たな興味がわき、木が友達になり、そして木もまた生き物であることを再認識し、自分に自信がつき新たな自分を発見するのです。 前向きな自分が好きになり、恐怖や困難に立ち向かえるようになり、問題も問題ではなくなってくるのです。 それまで不登校だったこどもが学校に行くようもなった事例もあります。

レポート
「楽しいことを一緒にやった仲間はみんな家族だよ。僕らはみんな“ツリークライミングファミリー”さ」というジョン先生の指導のもと、こども達はハーネスとヘルメットをつけ、するするとロープ伝いに登っていきました。 はるか彼方には気持ちよさそうなハンモック。 「あそこで一休みしよう」というのんびり派、ブランコみたいに揺れているだけでキモチイイという高所恐怖症派、ガンガン頂上を制覇して次の木に挑戦するチャレンジャー。 性格はそれぞれ、様々な木への接し方で思い思いの時間を過ごしました。

アートセラピー

プログラム
今回のプログラムの最後にこのツアーに参加して感じたことを絵や造形物で表現してもらいます。 テレビやビデオなど一方通行の情報過多に慣れてしまっている現代社会のこども達にとって、自分の感情を表現したり、みんなで話しあうことで自己を再認識する、そんなこども達の心の変化を見ていきます。

レポート
旅の最終日。“アファンの森の思い出を一枚の旗に描いて見よう”という課題の元、こども達は思い思いの絵を描き始めました。 雪だるまや大きな木、絵筆を駆使して降り積もる雪を表現するなど、表現力も豊かです。 こうして完成した一枚の絵を旗にして、アファンの森の中へ。みんなで相談した結果、ツリークライミングをした思い出の地に飾ることになりました。 最後にみんなで輪になって、お別れのセレモニー。楽しかった3日間の思い出を胸に、こども達はそれぞれの施設に帰っていきました。