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第4回 One by One アワード キッズ キッズ個人賞&NPO奨励賞

2007年2月、第4回One by Oneアワード選考委員のジョン・ギャスライト氏(ツリークライミングジャパン代表)、KONISHIK氏(元大関/One by Oneサポーター)、陣内貴美子氏(元バドミントン選手)、牟田悌三氏(俳優/チャイルドライン支援センター代表理事)、渡辺正人氏(アムウェイ・ディストリビューター代表)によって選考会が行われ、厳正なる審査の結果、第4回One by One アワードキッズ個人賞3名と、NPO奨励賞6団体が決定しました。下記にそのプロフィールをご紹介します。

※プロフィールは選考時のものです。

キッズ個人賞(五十音順)

受賞者の皆さんの紹介ビデオ
大越 桂(おおごえかつら)さん

大越 桂(おおごえかつら)さん(17歳・宮城県)

大越桂さんは、重度脳性まひ、弱視など重度重複をかかえ、24時間医療管理が必要な状態です。13歳で気管切開手術声を失った後、養護学校の先生から字を習い、今まで心に秘めたまま伝えられなかった溢れる想いを、詩や、短歌で表現することができるようになりました。作品は、ブログなどを通じて発表され、大きな反響を呼んでいます。2006年には、彼女の詩にメロディーがつけられ合唱団が歌い上げるなど、作品を通じ多くの人々との交流へとつながり、さらなる感動を生み出しています。今後も、詩の創作活動を通し「苦しい人を助けたい」「いのちの大切さと生きる喜びを発信したい」と、詩集発行やコンサートを企画の夢にチャレンジし続けています。

掛屋 剛志(かけやつよし)君

掛屋 剛志(かけやつよし)君 (14歳・長崎県)

掛屋剛志君は、知的障害や視覚障害の他、ケトン性低血糖症などのハンディを抱えています。

3歳の頃に鍵盤ハーモニカに出会い、自分が触ることで音がでる楽しみを覚えました。障害のため楽譜は読めませんが、聴いた曲はすぐに覚え、次々と自己流で演奏できるようになり、現在では、自ら作詞作曲した曲を、ピアノやシンセサイザーの弾き語りで発表。その素晴らしい歌声と音楽への喜びが溢れる演奏は、多くの人々に感動を与え、年間数十回の出演依頼を受け、ライブ活動を展開しています。2006年にはCDデビューも果たし、これからも、音楽家として、癒しと元気を与えられるような音楽活動を続けていくことが、大きな夢となっています。

東田 直樹(ひがしだなおき)君

東田 直樹(ひがしだなおき)君 (14歳・千葉県)

東田直樹君は、自閉症のため、会話によるコミュニケーションは難しいというハンディを抱えています。お母さんとの試行錯誤の訓練によって、文字盤を指で指し、会話が出来るようになり、その後、パソコンを使って、作文や詩の創作を開始。これまでに、童話・詩集・絵本など8冊が出版され、 1冊は中国語に翻訳されています。「グリム童話賞」大賞を受賞した作品はミュージカルとしても上演されました。一般的に、自閉症児が文学的才能を示すことは世界的にも稀であり、話すことが出来ず、周囲に自分の気持ちを理解されず苦しむ気持ちを、自閉症児である本人が自らの言葉で表現する文章は、これまでの自閉症に対する固定観念を覆すものです。将来は、自閉症児のことを多くの人に知ってもらうため、作家になりたいという東田君の夢は、同じ病気を持つこども達にも大きな勇気と希望を与えています。

NPO奨励賞

そらぷちキッズキャンプを創る会 (北海道)

~難病児が大自然のなかで安心して遊べる、医療体制の整ったキャンプ場設立を目指す~

グライダーやカヌー、農業体験、乗馬など地域資源を有効に活用したプレキャンプを実施しながら、2008年度中に、医師や看護士が常駐するキャンプ場の一部開設を目指し活動中。日本では未だ取り組みが遅れている難病児の生活の向上(quality of life)のために、資金面等の様々な課題に果敢に取り組み、実現に近づけている点が高く評価されました。


特定非営利活動法人 すだち (茨城県)

~引きこもり等の若者達の働く場として、若者達と共に「パン屋すだちパン」を立ち上げ活動~

大検予備校閉鎖に伴い、行き場のなくなった生徒に学習サポートやカウンセリングを提供したことから活動を開始。不登校・ひきこもり・ニートなど、時代の移り変わりとともに様々に変化する問題に、フリースクールや就労斡旋など、ニーズに合わせ柔軟に支援を展開してきました。2008年に、若者たちの正規雇用のために、自ら開業したパン屋の株式会社化を目指し活動しています。


子どもの虐待防止ネットワーク・あいち (愛知県)

~弁護士や教員、小児科医など、専門家を交えた児童虐待児救済ネットワーク~

弁護士、学校教員、大学教授、小児科医師など専門家が集まり、目の前で起こっている児童虐待への危機介入から、今後の活動指針として過去の虐待事件の傾向を調査・分析し発表するなど、虐待防止について体系的に取り組んでいます。 また、こども達が抱える個々の問題に対し、そのケースごとにきめ細やかな方法で解決に導いている実績が評価されました。


福井県立盲学校 美術研究グループ (福井県)

~陶芸を通じて自己表現力・コミュニケーション力を育み、地域の人々と交流を深める~

視覚障害児が社会参加できる力を身につけるために、自分を表現する力やコミュニケーション力を育むことが大切と考え、教師とプロの芸術家が共同で、美術の授業に陶芸を導入。作品は高校生の美術展などで入賞するなど高い評価を得ている。こども達の内面を育みながら、地元で展覧会を開催し、視覚障害児に対する社会の理解を得るために活動している点が評価された。


豊里学園和太鼓 「鼓粋」 (大阪府)

~知的障害児と健常者との混成和太鼓チーム~

知的障害児の療育活動のひとつとして取り入れていた和太鼓に、地元の学生など健常者も参加し混成チームを結成。生き生きと自信に満ちた演奏は、たくさんの感動を呼び、海外のコンサートに出演するなど高い評価を得ています。知的障害者児の自己表現力と可能性を広げ、健常者と共に活動することで相互理解を深めている点が評価されました。


特定非営利活動法人 自閉症くらし応援舎 TOUCH (福岡県)

~障害特性にあった個別療育支援など、自閉症児とその家族へ包括的な支援を目指す~

障害があっても前向きに地域で生きることを支えたいと、自閉症児の親と専門家が共に学び、育てあう任意団体として発足。自閉症の特性に見合った支援を行うために、行政に頼らず、専門性を保つ努力を続け、より専門的な個別の療育支援や自閉症にたいする理解を深める啓発活動など、自閉症児や家族のハンディの軽減に成果をあげています。